2017年 04月 24日
【小3・小5】ビオトープとプランクトンの観察
昨日は子どもたちが好きそうなテーマのワークショップに参加してきました。
この日学ぶことは、水槽の中の金魚はポンプで空気を送ってもらい、餌と水替えが必要だけど、自然界の中で生きものはそんな世話もなくどうやって生きているのか、ビオトープで実際に生きものをつかまえて考えてみよう、というテーマでした。
最初に授業形式で先生が、「ビオトープのメダカやフナは何を食べて生きていると思う?水草?正解。おなかがすくとたしかにそれも食べる。他に何を食べていると思う?」疑問をどんどん投げかえてくれるのですが、長男は大好きな生き物のことだけあって、「はい!ヒドラやミジンコとかプランクトンです。」と自分のもっている知識を総動員し、張り切って手を挙げて答えていました。
先生も「お、詳しいね!」と褒めてくれるので、ますます張り切る長男です。
その後はテンション高めにビオトープで、メダカやドジョウなどの小魚と、ヤゴやアメンボなどの水生昆虫をつかまえにいきました。
天気にも恵まれたので、張り切って裸足で入っていきます。
あちらこちらから「捕まえた!」と賑やかな声が聞こえてきます。
次男も夫と一緒に入って真剣に何かをすくっています。この日の参加者の中で一番ちびっ子でした。
そして、教室に戻ってから、みんなのバケツの中にいる生き物たちをそれぞれ分類して水槽に入れていきます。
写真はトンボの幼虫のヤゴですが、他のヤゴに比べてギンヤンマのヤゴはとても大きく驚きました。メダカを捕まえて食べている最中のヤゴも見られて、私も子どもと一緒にしゃがみこんで夢中で観察してしまいます。
先生から、植物プランクトンが光合成をして酸素を作ること、動物プランクトンが植物プランクトンを食べて生きていること、魚が動物プランクトンを食べて生きていること、魚の糞や死骸は土の中の微生物によって分解されることを一緒に考えていく形で教えていただき、今度はプランクトンを実際に採取して、顕微鏡で観察していきます。
コーヒーフィルターを使って濾過をしたプランクトンでプレパラートを作り、観察ができたプランクトンを発表していきます。
覗き込んだら、動物プランクトンがたくさん動いているのが見えました。先生方も各テーブルを回り、どんどん新しいプランクトンを追加したり、説明をしてくれます。
アオミドロ、ケンミジンコ、色々見られたのですが、ここらへんで次男が暴れだし、私と次男だけが退室。
夫がスマホでとった顕微鏡の画像です。結構きれいに撮れるものですね。写真なので止まっていますが、実際にはこの小さな粒粒たちが全て激しく動き回っています。
今回のような体験と授業を組み合わせたワークショップは初めてだったのですが、とても楽しかったです。
何より、川原で遊んでいるときよりも、学校で授業を受けているときよりも、これまで見たことがないほどキラキラした目で取り組んでいる子どもたち(特に長男)が印象的でした。
「見たい」「知りたい」「触りたい」そんな要求に応えながら教えてくれる先生方に深く感謝です。
子どもたちが普段自然の中で観察しているもの、感じていることを、知識として提供し、より深い世界へ連れて行ってくれる時間。私が理想とする学び方はこういう場所にあるなと改めて思います。
「水や太陽の光をたっぷり与えてやれば、花はその花が咲くときに きちんと咲きます。」
先生方の授業を子どもと一緒に受けながら、以前読んだ本に書いてあった言葉をふと思い出しました。
いつも応援ありがとうございます。