娘はたしか3歳半でひらがなが読めるようになった。
私が頑張って教えていたときには、全く身につかず
娘のペースで好きな絵本をずっと眺めながら徐々に読めるようになった。
別記事:
「ひらがなを覚える」
で、只今3歳7ヶ月の息子は、全くひらがなが読めない。
ちょっとは興味があるかと思って、教えてみたけど
まーーったく覚える気がないらしく、すぐにふざけたので、教えるのもやめた。
だけど、息子は絵本が大好きだ。
娘ほどではないけど、やっぱり本を手にしている時間が長い方だと思う。
娘の大好きな「かいけつゾロリ」シリーズも、絵より字のほうが多いのに
借りて、ずっと眺めている。
様子を伺っていたら、ニヤニヤしたり、ぶつぶつ呟いたり。
そして、字が読めない子供は、みなそうだと思うけど
「え、読めるようになった?」 と誤解してしまうほど、本の内容を覚えている。
一度読んであげた内容を反芻し、できるだけ再現して読もうとする。
文字から情報が入ってこない分
聴く力、覚える力、自分なりに文章を構成する力がすごい。
一方、娘はもう絵本を少しずつ卒業しようとしている。
まだ5歳なのに。
もちろん絵本も読むけど、字が多い、絵と文章の強さが1対1の絵本を好む。
それが少しだけ、惜しい、というか、残念と思ってしまう。
小さい頃から、あんなに絵を眺めるのが好きだったのに
細かく細かく絵を眺めては、気づいたことはどんな小さなことでも教えてくれたのに
今はもう言葉が紡ぎだす童話の世界にどんどん移ろうとしている。
だから、息子の、まだ字は意味をなさない、絵だけで訴えてくる世界の楽しさが
わずか数年だけと思ったら、しばらくそのままでいいかと思ってしまう。
息子が今夢中になっているのが、この絵本たち。
「ねぇ、どれがいい?」 と訊かれるのは
「ジャムだらけになる、犬に引っぱられて泥だらけ、水をかけられる」 など
どれを選んでも 「いやだ!」 となってしまう答えばかり。
息子にはそれが楽しくて楽しくて仕方がないらしく
私は一日中息子に 「究極の選択」 を迫られている(笑)。
「二千円で棘だらけ、一万円で死んだ蛙を飲み込む、二万円でお化け屋敷に泊まる」
どれも嫌すぎて選べない・・・。
でも時々、「どれも楽しそうで迷っちゃう」という選択肢も用意されていて
「どれを手伝う?
妖精の魔法、小人の宝探し、魔物のいたずら、
魔女のシチュー作り、サンタクロースのプレゼント配り」
それもこの本の楽しいところ。
⇒「ねえ、どれがいい?」絵本ナビのレビュー
「ディズニープリンセスコレクション」 はもともと娘に買った絵本だけど、息子の方が夢中。
「シンデレラ」、「リトルマーメイド」などプリンセスの話が6編。
すべてカラーで、それぞれの物語は大体50ページの読み応えもたっぷり。
そういえば娘も3、4歳の頃、ディズニープリンセスやドレスアップが好きだったから
その年齢にとても適した絵本なのかもしれない。
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今日は息子の名(迷)言
「おかーたん、きもちいいよ、 ぼくのおふとんはいっていいよ」
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